うまく伝えられるかな
2009年 07月 19日
以前お知らせした Veganフィルムフェスティバルに出店してきました。
ご無沙汰していた方や まさか会えるとは思ってなかった方に会えてうれしかったです。
今日はクッキーとマフィン(小松菜・ココナッツバナナ)を作っていきました。
ココナッツバナナマフィンが一番人気でした。
さて、Veganフィルムフェスティバルということで、
ビーガンに関する映画が3本上映されました。
内容は家畜の飼育状況や屠殺の現状、環境問題についてなど。
こういう映画を観るのはひさしぶり。
正確にはこういう映像は観たことあったけど、映画を観るのはたぶんはじめて。
いま自分のこころの中は ものすごい複雑で
言葉ではうまく言いあらわせないような氣がするし、
ここに書くことがいいのかどうかも正直わからない。
でも今日感じたことは書いておかなければならない氣がするから、
なるべく簡潔に書いてみようと思う。
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わかってはいたけど、あらためてものすごく衝撃を受けた。
生き物としてではなく、ただ乳を搾られるためだけに、
卵を産ませられるためだけに、
食肉となるためだけに、飼育されている動物たち。
利益と効率優先のために、信じられない環境で生かされている。
種の持っている性質は無視され、
完全にモノとして扱われ、
都合が悪くなれば殺される。
生まれてすぐに、歯や角やしっぽやくちばしなど、
効率よく育てるために無駄だと判断されたものは切断される。
乳牛は子どもを産んだ瞬間から引き離され、子育てをすることは叶わない。
産まれた子牛は一度も母親の乳を飲むことはできず、人工のミルクで育てられる。
牛乳を市場に出すために。
しかも出産しないと乳を出さないので、人工授精でむりやり妊娠させられる。
子豚は通常より4週間(たしか)も早く離乳させられ、
母豚は離乳がすむと同時にまた妊娠させられ、年に2回も子どもを産まされる。
なんか、女性として、すごく悲しい。
そして、最終的に彼らを待っているのは屠殺。
その場所に輸送される状況も過酷きわまりない。
酷すぎて死んでしまうものもいる。
最終的には、ひどければ生きたまま殺される。
わたしが以前ビーガンになろうと思ったのは、
こういう状況を知ったのがきっかけだったので、
今日観たことはだいたい知っていた。
それでも、ものすごい衝撃を受けた。
悲しすぎる。
もちろん、そういう飼育や屠畜をすることで生活することができる人がいるということもわかる。
でも、そういう理屈ではなくて、
わたしたちが持って生まれてきた感覚が、
『これはおかしい』って言ってる。
家畜にしているのと同じことを人間にしたら間違いなく裁かれるのに、
動物にはしてもいいなんて、ちょっと身勝手すぎるんじゃないだろうか。
簡潔に…とか言いながら長々と感情的に書いてしまっているけど
何が言いたいのかというと、
動物性食品を食べることが悪いと言いたいわけではなくて、
ただ、みんなが真実を知る必要があるんじゃないだろうか。ということです。
心底そう思う。
肉がもともとは動物だなんてみんな知ってるし、わかったうえで食べてると思う。
いまは、動物を食べること自体を否定するつもりはない。
実際、わたしだって何かしらの動物性食品を口にすることもあるし、
動物であろうと植物であろうと、
わたしたちが生きていく以上何かの生命をいただくことは避けて通れないわけだし。
でも、その動物たちがどうやって飼育されてるかとか、
どういうプロセスで食肉になってるかって
ほとんどの人は実はちゃんと知らないんじゃないかと思う。
だってふつうに生きてたら知る機会なんてないもん。
それがおかしいんじゃないかなって思う。
トレーサビリティとか言ってるけど、
もっと大事なことがあるんじゃないのかな。
自分たちを生かしてくれているものが
どのように育って、どのように自分の元に来ているのか。
現実から目を背けず、きちんと真実を見ること。
それが、生命をいただく姿勢なんじゃないだろうか。
なんだか思ったことや言いたいことが多すぎて
やっぱりうまくまとめられないけど、伝わったでしょうか。
# by ki-mi-do-re | 2009-07-19 22:26 | おもうこと