出産

なんかすごい直接的なタイトルになってしまいましたが。

昨日、『プルミエール ~私たちの出産~』という映画を観てきました。
あまりたくさんの映画館で上映されている作品ではないので(関東でも3劇場のみ)
ご存知の方は少ないかもしれません。

今月上旬大阪に滞在しているときに偶然存在を知り、ずっと氣になっていた映画です。

タイトルからもわかるように テーマは『出産』。
10ヶ国の10名の女性たちに密着し、それぞれの出産を撮影したドキュメンタリーです。

イルカと一緒の水中出産や、砂の上での出産…とまさに十人十色。


月並みな感想かもしれないけれど、いちばん強く感じたのは女性の強さ。
自分自身が死ぬかもしれない、そんな危険を伴いながらも あたらしい命を誕生させる。
危険を承知で医師の介助なしの自然分娩にこだわる人、
病院にいくお金がないため自宅で出産する人、
子どもが大きくなりすぎて帝王切開で出産する人…
それぞれに共通して感じるのは『強さ』だった。

そして人が一人誕生するにはそれぞれにすごく壮大なドラマがあって、
今ここで生きていることって 当たり前に感じてしまうけど実はそうじゃないんだってこと。
あらためて母が命がけで自分を産んでくれたことに対する
感動と感謝の気持ちが湧き上がってきた。


当然のことながら、国が違えば妊婦の置かれている状況も違う。
自分の意思でギリギリまで仕事を続けることを選ぶ人もいれば
たとえ出産直前でも休むことのできない人もいる。

また生まれてくる新たな命に対しての想いも、
それぞれの置かれている状況によってまったく違う。
男の子か女の子か。何人目か。
貧しい地域に暮らす人にとっては、出産は単純に喜べることではない。
『今度の子どもで4人目。これでもう終わりにしたい』
『また女の子…どうしよう』
自分たちが生きていくのもやっとという生活をしている人たちにとっては
しょうがない気持ちなのだろう。
でも 生まれてきたことをほんとうに喜ばれている赤ちゃんに対し、
このように思われている赤ちゃんを見ると心が痛くなった。
そういう意味でもいろいろ考えさせられる映画だと思う。
(このような対比は監督の意図によるものらしい)


映画の中には日本人の女性も登場するのだが、
愛知県にある『お産の家』という産院が舞台だった。
古民家で他の妊婦たちと共同で昔ながらの自然な生活を送る。
自然に従うことでお産は軽くなり女性の源に触れることができるそう。
この産院のことは以前雑誌で見かけて知っていたのだが、今回あらためて興味を持った。
院長の吉村先生の『出産は日の出と同じ自然の営みです。太陽が地平線から現れるとき、
むりやり引っ張り出したり遅らせたりはしないでしょう』という言葉が印象的だった。
パンフレットと一緒に吉村先生の本も買ったので、読んでみようと思う。




わたしはまだ結婚もしていないしもちろん出産の経験もない。
でも子どもを授かり母へと目覚めていく女性の変化はすごく神秘的で偉大だと思う。

わたしもいつかそれを身をもって経験してみたい。

こんなふうに思えることは自分にとってすごく意味のあること。
というのも、わりと最近までわたしは結婚や出産にあまり興味がなかった。
ある意味あきらめている部分もあったのかもしれない。
でも、ここ数ヶ月でそんな自分の気持ちに変化が起こり始めた。
結婚や出産に対してすごく前向きになれたというか 
すごく素敵なことだなぁと思えるようになったのだ。
そして いつかは自分も『絶対』したい、と…。
そんな変化があったからこそ この映画に出逢えたんだと思う。


つい最近 ある友達が妊娠したことを教えてくれた。
そのことも心からうれしいと思え、祝福することができた。
偶然にもその子の出産予定日はわたしの誕生日と1日違い。
なんとなく運命を感じる。
映画を観ながら、彼女と生まれてくるあたらしい命のことを思い浮かべていた。
きっと素敵な出産になるでしょう。
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by ki-mi-do-re | 2008-05-22 15:09 | できごと・その他  

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